2009年 02月 03日
オーボエ界のスター☆
彼の演奏を聴くのは今回が初めてでした。3年前ベルリンで見たBerliner Philharmonikerのコンサートでは彼は降り版だったし、彼の本物の音を聞くのも今回が初めて。
もう、圧巻でした;-)...
音がきれい、テクニックがすごい、なんていうのはプロなのだから当たり前。しかし、その彼自身の存在感と、音の存在感にとにかく圧倒されまくりでした。多分、彼の音楽の解釈や音楽の持って行き方には、正直いって賛否両論があるでしょうが(というか、絶対あると強く思いました)、正直言ってワタシ好みだったので、呼吸する瞬間をためらってしまうほど舞台に釘付け状態でした。
約10年前、シュレンベルガーの演奏会に行ったのを思い出しました。彼は、また彼なりのパフォーマンスを繰り広げていたような。(なにせ10年前のことなので多少うろ覚えとなっていますが。)
どちらがいい、どちらが悪いということではなく、それぞれの個性を十分に出し、それが音楽を通して、また、さまざまなテクニック、解釈を通じて観客を楽しませているという点では、やはり世界のオーボエ界のスター達がなせる業なのですね。
そしてプロは、このようなコンサートをレベル、コンディションを保って4日~5日連続平気でこなしてしまうんです。ため息の出るような聖域です。
by riritanoheya
| 2009-02-03 04:20
| おんがく♪